ぴーろぐ

自作PCメインになってます。使ってみてよかったものやゲーム、アウトドアなども載せていきたいです。

NASを10GbE化したい

こんにちは「ぴーろぐ」です。

今回はLANとNAS10GbE化を目指します。

 

10GbEの基礎知識

www.pc-koubou.jp

 

10GbE化前の環境

  規格(GbE) 速度(MB/s) 備考
PC 1 125 LANポート
LANケーブル 10 1250 CAT6E
スイッチングハブ 1 125  
NAS 1 90 IOデータ HDL-A2.0

 

 

改良点1:PC(LANポート)

現在、マザーボード(Z390 AORUS MASTER)のLANポートに有線接続しています。このLANポートは1GbE仕様の為、改良する必要があります。下記パーツをPCIEスロットに増設し、10GbEに対応させることにしました。

TP-Link 10Gbps LANカード PCI-E アダプター ネットワークカード TX401

TP-Link 10Gbps LANカード PCI-E アダプター ネットワークカード TX401

  • 発売日: 2020/09/24
  • メディア: Personal Computers
 

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質感かなり良かったです。小さいPCIEブラケットが付属していました。

 

改良点2:LANケーブル

現在使用しているLANケーブルはCAT6Eで、10GbEに対応している為、このままでもOKそうなのですが、完全対応を謳っているCAT7に変更することにします。ケーブルは下記通りで、取り回しが楽なきしめんタイプにしました。

 

改良点3:スイッチングハブ

NASに分岐させる為、スイッチングハブは必要になります。また、将来的にもう1台のPCにも10GbEポートを増設する予定の為、最低でも10GbEポートが3ポート必要です。この条件でいろいろ探したところ、例のごとく米Amazonでこの上なくコスパの良さそうな商品を発見しました。

Amazon.com: MikroTik 5-Port Desktop Switch, 1 Gigabit Ethernet Port, 4 SFP+ 10Gbps Ports (CRS305-1G-4S+IN): Computers & Accessories

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お値段なんと$133.36!しかもSFP+端子ながら4ポートもあります。もちろんこのままではRJ45端子が使用できない為、下記のような変換モジュールが必要になります。

Amazon.com: SFP+ to RJ45 Copper Module - 10GBase-T Transceiver for Cisco SFP-10G-T-S, Ubiquiti, Netgear, Supermicro, QNAP, Broadcom, Linksys, Avago, up to 30m: Computers & Accessories

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取り付けるとこんな感じになりました。

 

ちなみに国内での候補もありましたが、お値段が¥66,000と高額な為、諦めました。

追記:現在のおすすめハブ

cloud.watch.impress.co.jp

 

改良点4:NAS

NAS選びが一番大変でしたが、最終的にコンパクトで場所を取らないものが良いと考え、下記製品に決めました。

 スイッチングハブを米Amazonで購入予定だった為、こちらも米Amazonで購入することにしました。下記商品になります。

Amazon.com: QNAP TBS-453DX-4G-US 4 Bay, 4GB, Quad-Core M.2 SATA SSD Nasbook with 10GbE: Computers & Accessories

 

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こんな感じの箱に入っていました。

 

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表側

 

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裏側

 

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付属品リスト

 

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ちなみに全部でこんな感じで届きました。転送屋で商品を一つにまとめれる為、送料がかなり安くなっています。

 

NAS用のSODIMMメモリを交換

NASにはメモリ4GBの仕様と8GBの仕様があり、金額差が結構ある為、4GB仕様のNASを購入し、メモリだけ交換するほうが安く済みます。僕の場合は、16GBの3200MHzのものにしました。一応16GBも認識するみたいです。8GBと16GBの金額差はあまりありませんでした。

Amazon.com: Crucial 16GB Kit (8GB x 2) DDR4 3200 MT/s (PC4-25600) SODIMM 260-Pin Memory - CT2K8G4SFRA32A: Computers & Accessories

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元々付いていたメモリ4GB

 

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購入品(箱のみ)

 

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取り付け後

 

NAS用のM.2 SATA SSD 

M.2 SATA SSDの2TBの物の中から最も安いもの2枚を購入しました。読み書きのスピードは560MB/sの為、1250MB/sには及びませんが、現状の90MB/sと比較すると約6.2倍の速度になる為、十分かなと。

Amazon.com: Western Digital 2TB WD Blue 3D NAND Internal PC SSD - SATA III 6 Gb/s, M.2 2280, Up to 560 MB/s - WDS200T2B0B: Computers & Accessories

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取り付け後です。ヒートシンクNASに付属しています。

 

1250MB/sに到達させる為には、RAID0でこの2点のSSDを回す方法がありますが、片方のSSDが逝ってしまった場合、データが全て吹き飛ぶ為、NAS向きな運用方法では無い気がします。

もう一つがNvme M.2 SSD(約2000MB/s)に対応したNASに交換することですが、現状かなり高価(20万とか)な為、今回は見送る形になりました...

 

NASのデータ移行

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いろいろ設置する前にとりあえずNASの設定とデータ移行をしました。接続は、元々あったLANケーブルをハブに差し、NASの付属品のLANケーブル二本をそれぞれNASとPCに繋いでいます。

 

実際の速度

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入れ替え前のNAS(HDL-A2.0)

HDDということもありますが、めちゃめちゃ遅いですねえ...

 

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入れ替え後のNAS(TBS-453DX)

上記M.2 SATA SSD×2枚をRAID0で仮組みしています。RAID0なので1250MB/s近くになっても良いのですが、及びませんでした。調べてみるとNASのCPUの性能が足りないっぽいです。それでも全然速くなってくれたので大満足でした。