こんにちは「ぴーろぐ」です。
- 10GbEの基礎知識
- 10GbE化前の環境
- 改良点1:PC(LANポート)
- 改良点2:LANケーブル
- 改良点3:スイッチングハブ
- 改良点4:NAS
- NAS用のSODIMMメモリを交換
- NAS用のM.2 SATA SSD
- NASのデータ移行
- 実際の速度
10GbEの基礎知識
10GbE化前の環境
規格(GbE) | 速度(MB/s) | 備考 | |
PC | 1 | 125 | LANポート |
LANケーブル | 10 | 1250 | CAT6E |
スイッチングハブ | 1 | 125 | |
NAS | 1 | 90 | IOデータ HDL-A2.0 |
改良点1:PC(LANポート)
現在、マザーボード(Z390 AORUS MASTER)のLANポートに有線接続しています。このLANポートは1GbE仕様の為、改良する必要があります。下記パーツをPCIEスロットに増設し、10GbEに対応させることにしました。
質感かなり良かったです。小さいPCIEブラケットが付属していました。
改良点2:LANケーブル
現在使用しているLANケーブルはCAT6Eで、10GbEに対応している為、このままでもOKそうなのですが、完全対応を謳っているCAT7に変更することにします。ケーブルは下記通りで、取り回しが楽なきしめんタイプにしました。
改良点3:スイッチングハブ
NASに分岐させる為、スイッチングハブは必要になります。また、将来的にもう1台のPCにも10GbEポートを増設する予定の為、最低でも10GbEポートが3ポート必要です。この条件でいろいろ探したところ、例のごとく米Amazonでこの上なくコスパの良さそうな商品を発見しました。
お値段なんと$133.36!しかもSFP+端子ながら4ポートもあります。もちろんこのままではRJ45端子が使用できない為、下記のような変換モジュールが必要になります。
取り付けるとこんな感じになりました。
ちなみに国内での候補もありましたが、お値段が¥66,000と高額な為、諦めました。
エレコム スイッチングハブ 10ギガビット対応 8ポート 金属筺体 マグネット ラックマウント取付金具付 3年間保証 EHB-UT2A08F
- 発売日: 2016/10/24
- メディア: Personal Computers
追記:現在のおすすめハブ
改良点4:NAS
NAS選びが一番大変でしたが、最終的にコンパクトで場所を取らないものが良いと考え、下記製品に決めました。
QNAP(キューナップ) TBS-453DX 専用OS QTS搭載 ntel Celeron J4115クアッドコアプロセッサ M.2 SSDで構築する「NASbook」コンセプトのコンパクトモデル
- 発売日: 2019/03/09
- メディア: Personal Computers
スイッチングハブを米Amazonで購入予定だった為、こちらも米Amazonで購入することにしました。下記商品になります。
こんな感じの箱に入っていました。
表側
裏側
付属品リスト
ちなみに全部でこんな感じで届きました。転送屋で商品を一つにまとめれる為、送料がかなり安くなっています。
NAS用のSODIMMメモリを交換
NASにはメモリ4GBの仕様と8GBの仕様があり、金額差が結構ある為、4GB仕様のNASを購入し、メモリだけ交換するほうが安く済みます。僕の場合は、16GBの3200MHzのものにしました。一応16GBも認識するみたいです。8GBと16GBの金額差はあまりありませんでした。
元々付いていたメモリ4GB
購入品(箱のみ)
取り付け後
NAS用のM.2 SATA SSD
M.2 SATA SSDの2TBの物の中から最も安いもの2枚を購入しました。読み書きのスピードは560MB/sの為、1250MB/sには及びませんが、現状の90MB/sと比較すると約6.2倍の速度になる為、十分かなと。
1250MB/sに到達させる為には、RAID0でこの2点のSSDを回す方法がありますが、片方のSSDが逝ってしまった場合、データが全て吹き飛ぶ為、NAS向きな運用方法では無い気がします。
もう一つがNvme M.2 SSD(約2000MB/s)に対応したNASに交換することですが、現状かなり高価(20万とか)な為、今回は見送る形になりました...
NASのデータ移行
いろいろ設置する前にとりあえずNASの設定とデータ移行をしました。接続は、元々あったLANケーブルをハブに差し、NASの付属品のLANケーブル二本をそれぞれNASとPCに繋いでいます。
実際の速度
入れ替え前のNAS(HDL-A2.0)
HDDということもありますが、めちゃめちゃ遅いですねえ...
上記M.2 SATA SSD×2枚をRAID0で仮組みしています。RAID0なので1250MB/s近くになっても良いのですが、及びませんでした。調べてみるとNASのCPUの性能が足りないっぽいです。それでも全然速くなってくれたので大満足でした。